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    November 27

    「冬の夜空」

    冬の始まりは 透き通る季節
    葉の落ちた枝は 空に溶け 空を広げ
    冷えていく大気は チリを払う
    落ちてゆく陽は 山並みを影絵にし
    茜に染まる空が 稜線を際立たせる
    晴れわたる 青灰色の冬色の空は 
    透き通る藍色になり 星々を散らしていく
    南西に並ぶ 木星と金星
    いにしえの神話を紐解き 親交を深めてこうか
    町並みが闇に沈んでいくほど
    キリキリと 空気が冷えてゆく
    天空に翼を広げる 白鳥座
    柄杓からこぼれたような 満天の星
    ガラス細工を思わせるきらめき
    寒さと引き換えに魅せる
    冬の夜空
     
    2008.H20.11.27.thu
    November 24

    「この世の すべてが変えられるのに・・・」

    すばらしい高級ブランドで 身を固めても
    卑しさをかもし出す 人がいる
    どれほど高価な宝石を 身に着けていても
    貧しさが漂う 人がいる
    質素で飾らない 洋服なのに
    高貴な空気をまとう 人がいる
    飾りなど 着けなくても
    内から 輝く心を 垣間見せる人がいる
    世の中 これほど物に溢れているのに
    物欲にまみれていると 卑下た者に見え
    清貧を良しとする者は 尊敬に値する
    これらの違いは どこから来るのかな
    人は本来 どちらの姿を 良しとするのかな
    宗教なんて無い 過去から
    科学なんて無い 過去から
    文明なんて無い 過去から
    きっと そう感じてきたはずなのに
    いったい どこの闇まで落ちたら
    欲に溺れている事の 虚しさに気付くのかな
    ほんのちょっとだけ 物欲を捨て
    ほんのちょっとだけ 清心を取り戻せたら
    この世の すべてが 
    汚濁で満たされることはないのに
    いつになったら 気付くのかな
     
    2008.H20.11. 8.sat
    ※「清心」は自分が表したい造語です。
    November 22

    「熟れた季節(睦詩)」

    深まる秋が 木々を彩り
    口にする物々が 円熟していくように
    おまえの唇の甘さも 年毎に増していく
    弾けるような若さの持つ
    無防備さと攻撃的な行動は 影をひそめ
    沈みこむような柔らかさが
    重ねた年齢の分だけ 深くなっている
    知り尽くしていると思っていた おまえの体躯は
    触れるほどに わななくような ため息をもらす
    胸の膨らみを 手の中に収め 舌でころがせば
    火照る肌から 疼きを呼び覚ます芳香が立ち上る
    声を押し殺しこらえていても 
    たまらず 開く両足で おまえの欲望の熱さがわかる
    じらうように 背中のくぼみに 唇を這わせ
    逃がさぬように 両手で腰を押え
    羞恥のベールを剥ぎ取り
    見られたく個所を さらけ出させる
    荒くなる息にかまわず 滴る快楽は
    激しさを増していく
    燃える芯に埋もれ 頂点に向け昇る快感は
    肉欲だけでは 味わえぬ 愛をくれる
    重ねるたびに 深まる気持ち
    重ねるたびに 魅せられる姿態
    耳元で囁く 愛してるの言葉に
    その日の苦渋をも 解き放つ絶頂感に
    取り込まれているのは・・・
    ・・・・・俺なんだろう
     
    2008.H20.11.22.sat
    November 19

    「幸せは 花の香り 陽射しの温もり」

    うらみうらみて 心を黒く染め 
    どこまで 闇に落ちていく
     
    ねたみねたみて 人を憎みて
    なぜ おまえを信用ができよう
     
    そねみそねみて 人をうらやみ
    そこまで 醜くゆがんでいくか 
     
    ひがみひがみて 己を捻じ曲げ
    どこへ向かい ねじ曲がっていく
     
    そんなところには これっぽちの幸せもないのに
     
    自分という 見栄っ張りのプライドにしがみつき
    お門違いな努力で 歪み 凝り固まり
    人の暖かな言葉に耳をかすことなく
    世間に悪態をつき続ける
     
    幸せから 自分から遠ざかっているのに
     
    幸せは いつでも そばに あるのに
    幸せは 目線を変えるだけで 見えるのに
    幸せは 心の壁を壊せば すぐそこにあるのに
    あなたには 決して 届かないでしょう
     
    野に咲く花に 微笑かける人は 幸せは寄り添い
    青い空の下で 伸びをする人は 幸せと共に歩き
    風に花の香りを感じ 大地に温もりを感じ
    人に愛を向けた時 幸せは 私の中に溢れてくる
     
    誰かが 与えてくれるものではない
    誰かが 運んでくれるわけではない
    私の中の愛を 解き放つ事
    私の中の愛を 周りに向けて 広げていくだけ
    それだけで 幸せは 私の中に満ちてくる
     
    2008.H20.11.19.wed
    November 18

    「二人の満月」

    ふと 立ち寄ったお店で見つけた ワッフル編みの手袋
    手触りが あなたに似ていたから 買ってしまいました
    いつも行く スーパーで あなたの好きな塩辛が安いから
    ひとつ多めに 買いました
    あなたの 「うまい」 と言う笑顔が見たくて
    お鍋の材料に 目がいきます
    自分の好きな物を買う事も 楽しいけれど
    それ以上に あなたを想い
    あなたを喜ばせたくて する買い物は
    それ以上に 楽しい
    自分が満たされているのは あなたに愛されているから
    自分が満ちていくのは あなたを愛しているから
    一方的な 気持ちだけでは 満ちる事の無い
    二人の満月
     
    2008.H20.11.8.sat
    November 10

    「笑顔返し」

    ぼくは 難病です
    日々 出来なくなることが 増えていきます
    昨日 歌が歌えたのに 今日は歌えません
    昨日 お箸が持てたのに 今日はうまく持てません
    そんなふうに ぼくは成長とともに 歳を重ねるごとに 
    出来ないことが 増えていきました
    そんな僕を 愛し支え手助けしてくれる 家族や友がいます
    そんな僕が 出来ることは 笑顔でありがとうを伝えることだけです
    だから とても幸せです
    確かに 辛い事も 悔しい事も 歯がゆい事もあります
    頭で考えることは 健常者と一緒ですから
    思い通りに動かなくなっていく体に 嫌気を差したこともあます
    だけど とても幸せなことかもしれません
    ばくが 健康で自由に動けていたなら
    家族から 周りの友からが知人から 
    こんなに愛されていると 気付かなかったかもしれないからです
    そればかりか 不満ばかりをため ひがみ つらみ
    自由な手足で 誰かを殺してしまっていたかもしれません
    それどころか 今のぼくは なにひとつ抵抗できないませんから
    簡単に殺されてしまうでしょう
    でも 今のぼくは 誰も殺す事はできません
    それどころか 人の助けがなければ生きられない 
    こんなぼくを 生かそうと 生きてほしいと
    助けてくれる 愛と真心とぬくもりが 溢れています
    だから ぼくは今できる 精一杯の笑顔で 気持ちを伝えます
    今 生きている幸せを 最高の笑顔で みんなに返します
    ぼくは 難病です
    ぼくは 生きています
    ぼくは 幸せです
    ぼくは 笑顔を送ります
     
    2008.H20.11.10.mon
     
    ※ 日浦駿介氏のドキュメントTVを見ました。
       彼を見ての 私の感想です
       日浦氏の心情と まったく関係ありません
       ですが 彼のことを「知ってほしい」と思いました
       日浦氏の笑顔がすばらしいからです
       五体満足で その気になれば 何でも出来る者が
       世間を恨みねたみ いじけて暮らしてことが
       なんて情けないのだろうと 感じてしまいました。
       日浦氏の命の炎は 日に日に暗くなっていくでしょう
       でも その最後の最後まで 笑顔と感謝で過ごすことでしょう
       彼の持つ魂は いつまでも 光輝いていることでしょう
       健常で五体満足な者が 
       なにゆえ 魂を曇らせる生き方をしているのか 
       猛省をうながしたです
    「笑進笑明(しょうしんしょうめい)」プロジェクトHP
    November 07

    「名も無き者」

    名も無き者が 
    目隠しをし 耳を塞ぎ 毒を吐き出し うろついている
    名も無き者は 行き場もなく うろついている
    名が無いから 誰にも引き止められることなく
    名が無いから 誰とも親しくなることなく
    名が無いから すぐに忘れ去られてしまう
    名も無き者は 同じように毒を吐く 名も無き者と
    集まり たむろし また散っていく
    げに 恐ろしき 名も無き者よ
    げに 哀れなり 名も無き者よ
    げに 惨めなり 名も無き者よ
    しかし 名も無き者は それにさえ 気づかず
    彷徨い うろついている
    名も無いのだから 本当に存在しているのか
    名も無いのだから いないも同然
    名も無い者など・・・
    いないものに 煩わされることなし
    名も無き者など どこにもいないのだから・・・
    だけど
    名も無き者は哀しみを抱え 寂しさを纏い 
    名を語ることを 夢みて
    今日も 彷徨いうろついている
     
    2008.H20.10.20.mon 
    November 06

    「100%の僕」

    幼い頃は さして思いもなく   100%満たされていた
    すこし つまずいたり 苦しんだ時
    100%の自分が削り取られていくようだった
    だけど 違ったんだね
    最初から 100% なんかじゃなかった
    初めから
    足りないものも 欠けているところもあったんだ
    だったら 探しにいこう
    あちこち 彷徨いながらでも 迷いながらでも
    本当の 100%の自分になれるように
    ずっとずっと 遠いかもしれないけれど
    ずっとずっと 見つからないかもしれないけれど
    でも いいや
    それでも きっと出会えると思えるから
    100%の僕と・・・・
     
    2008.H20.10.22.wed
    November 05

    「耳を傾けて・・・」

    ねぇ 世の中には 
    傷ついた心を慰めたいというものがあふれているよ
    ねぇ 世の中には
    悩んで迷って困っている人を
    助けたいというものにあふれているよ
    なのに なぜ あなたの目や耳や心には
    届かないのかな?
    人の弱みを認めたからといって
    自分の弱さをさらけ出したことにはならないよ
    人のもろさを許したからといって
    自分のもろさを露見したわけではないよ
    なぜ 弱さを認めない?
    なぜ 高飛車に振るまう?
    なぜ 傲慢な態度をとる?
    それが自分の個性だというだけのことか?
    でも 自分が一番嫌いなところでしょう
    歌でも聴いて 素直になろうよ
    本でも読んで 見つめ直そうよ
    差し伸べられた手を 取ってみようよ
    話しをしようよ
    優しい歌に 優しい言葉に 優しい心根に
    耳を 心を傾けて
    2008.H20.10.22.wed