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日志


7月31日

「あられもない・・・」

夕べのあられもない姿が ふぅっと頭の中をよぎる

思い出すと恥ずかしくなるから 

平静を保とうとするけれど

肌の表面に残る あなたの舌の軌跡が疼きだす

快楽とともに あなたの重みを受け止める幸せ

何の陰りも後ろめたさも背信も罪悪感も 

負の感情が何もない  遠慮のない絶頂感

貪るように求めても からかうようにじらしても

遠慮のない悦楽

肌に残る指の跡もキスの跡も 

情熱の名残 そして誘発

月が昇る時 

うっとりとあなたを見つめてしまうのは 

あなたが蒔いた誘惑の種

闇の中であられもない姿で華を咲かす

 

2007.H19.7.30.mon 

7月30日

「引き下がるちから」

この世で生きていくかぎり 人としてのしがらみとは切り離せない
法律 戒律 常識 世間体 
その他もろもろのつながりに まみれつながれ 生きていく
自分の気持ちに 生きがいに 生き方に 従い添って生きてゆきたい
それが恋ならば 好きな人に一直線に向かっていきたい
でも でもでもでも
愛する人の笑顔を守るために 身を引くことが出来ますか?
愛する人を不幸にしないために 思いを隠すことが出来ますか?
愛する人を守るために 自分の気持ちを押し殺すことができますか?
愛するあなたが幸せであるために
わたしは何も言いません 何もしません 何にも触れません
普段どうりに接し話し笑いましょう
わたしの気持ちは変わりません 封じるだけ
あなたのとなりに立ちません 後ろで見守るだけ
泣かない 悔やまない 悲しまない
何もせずにいることが 愛するあなたのしあわせにつながるなら
今一度 引き下がるちからを
2007.H19.7.29.sun

「再認」

寝苦しい夜が明けて カーテンを開けば 紅く彩られた朝日
走る雲は不安定な天気の使者
眩しい陽射しを見せながらも 雨の屏風につかの間の虹を描く
見送る笑顔はいつもどうりだけれど 心に雲がかかる
ひんやりとした冷たさをふくんだ風は 脇をすり抜け不安を煽る
いつもどうりのいつもと同じ朝なのに いつも以上に甘えたくなる朝
はやく帰ってきてねと 殊勝な気持ちを込めて言えば
普段はしないキスで答えるあなた
見送るわたしの気持ちを高ぶらせて 
天気のように変わるわたしの気分を読み取るあなたに
また恋をする
2007.H19.7.28.sat
7月29日

「循環」

満たされてばかりでは 退屈になる 飢えていたい
いつでもいつまでも あなたに恋していたいから
いつもあなたに求められたいから
疲れているあなたを癒すのは わたし
脆弱な日のあなたを守るのは わたし
困惑しているあなたを見守るのは わたし
自信に満ち充実しているあなたに守られるのは わたし
あなたによって満たされ またあなたを満たす
深遠なる循環
月の満ち欠けも 潮の満ち引きも
男と女の駆け引き
贅沢でもなく 飽食でもなく 貨殖でもなく
求めるものはあなたとの平坦な生活
だからこそ得られる 恍惚の心髄
2007.H19.7.28.sat
7月28日

佐々木丸美さんの作品 大好き!(番外ときどき11)

「水に描かれた舘」のあとがきから抜粋
『私は氾濫する何々派という商品推理ではなく、謎を根幹とする純粋理論
小説を仕上げたい。謎を解き、それに付随する人間心理試行、これだけの
パターンで立派に構築されるものである。むしろ明確な答えがあるからこそ
純文学のかげろうのようなジャンルよりも一般に好まれるかもしれない・・』
とあります。また、あらゆるものを書かんとする・・。ともあります。
フロイトの影響もありますがエミール・クーエにより影響を受けているようです。
また、創作小説をお読みになった方の中には「こんなのありえない」という
感想を書かれているのを見かけますが、それこそ創作小説に対して
ありえないことをおっしゃる。
現実世界の日常生活にありえないことを書いてこその創作の面白さであり、
現実世界との重なりを感じてこそ味わえる臨場感と既視感。
読み手が理解や共感が得られないからといって駄作ではない。その作品と
読者との間に縁が無かったかもしれない。読者の経験値が不足していて
理解が出来ない。想像力の限界でさっぱり。作品そのもののが悪いわけ
ではない。まま作者の力不足で書ききれていないものもたまにありますが。
佐々木丸美に関していえば、奥が深くて1度では読み取れないものが
たくさんたくさん詰まっています。
眼光、紙背に徹す、ですよ~。 

「美しいのは・・」

不貞の庭に咲く花は 腐敗のにおい
不倫を招く屋敷には 般若の影
淫乱の海で生きる魚は 醜悪
傲慢の山の峰には 強欲なけもの
人の不幸をかえりみず 
自らの幸を欲するなら 
その命 差し出すがいい
腐臭のするその体で 交わり 
運の無い子を授かるのかい?
姿かたちは綺麗でも 真実の鏡は 騙せない
それとも
美しいものとは どんなものか知らない 哀れなお人?
2007.H19.7.28.sat

「連れ合い」

ふっくらと柔らかなその唇に触れようと 顔を近づけると
恥ずかしそうな笑みを浮かべ 顔を逸らすおまえ
逃げないように腰に手をまわし くちづけすれば
その身はしな垂れもたれてくる
照れくささや気恥ずかしさが先にたち
おまえに触れずにいたことが どれほどたくさんの損失を招いたことか
日々 唇を重ね 日々 体を重ね 日々 心を交じ合わせ
おまえを味わいつくす
何度 味わっても 尽きることの無い 快感を知る
慣れ親しんだ体だからこそ 味わえる遠慮のない快楽
いつもは見せることのない 高揚したおまえの横顔が 悦楽でゆがむとき 
突き上げる激流に すべてのしがらみを捨て流す
2007.H19.7.26.thu
7月27日

「待ちどうしいとき」

蝉しぐれが鈴虫の声と移り変わる 逢魔が刻
西日が眩しく おまえを見失いそうになる
白い骨のような月が見ていると歌った詩人がいた
一番星を捜すおまえの後姿が闇に溶けてゆく
何が心に湧き上がるのか 
不安とも刹那さとも悲しみとも 名の無い感情が染みていく
振りむくおまえの瞳は 夕焼けに染まり紅く光る
不敵な微笑みに魔性が宿る
俺のすべてを絡めとるように 白い腕を組む
帰ろうと無邪気に言うけれど 頭の芯は甘い声に痺れている
平静を取り繕い帰路につくけれど
大きくなる鼓動は 閨への期待
2007.H19.7.22.sun
7月26日

「いつまでも」

いつまでも 子宮がうずく 女でいたい
だからといって 淫乱な訳ではない 複数の男と交わりたい訳ではない
人生を分かち合ったあなたに「抱きたい」と思わせる女でいたい
背中をシャンとのばし 膝を揃えて座り
箸をきちんと持ち 小指を立てずにカップを持つ
いつまでも恋人 時々母顔 夜は小悪魔 昼は貞女
そんな人生の相棒
あなたに甘え甘えられ 信じ信じられ 愛し愛され 頼り頼られ 
心で感じる愛情は体の快楽になり 
体で感じる悦楽は心の満足感になる
あなたとわたし いつまでもいつまでも
でもね 最後はわたしが見取ってあげる
あなたをひとりぼっちにさせないように 最後まで一緒にいるわ
だから いつまでも そばにいてね
2007.H19.7.20.fri
7月25日

「しなやかなおまえ」

淡い空色の亜麻の花が 蝶々のように風に揺れている
その姿は細くきゃしゃなのに しなやかに強い
涙もろく 幼子のようにむくれるおまえは 
守りたいと思わせる脆さがある
理不尽なことに怒りを表すおまえは
強靭な言葉で冷静に語る強さを持つ
重い荷物を持ちたがらない甘えを使う
弱った俺のすべてを受け入れる広さを表す
強情なようで引く潔さがあり
脆弱なようで耐える持久力があり
ふたりで時を重ねながら 新たなる絆を刻む
しなやかな心と体を抱きしめ 
またひとつ花を咲かせる
2007.H19.7.24.tue
7月24日

「楽しみ」

肩甲骨の輪郭がくっきりと見える背中が弓なりに反り 小刻みに震えが走る
張りのある腰を両手で押さえ込み 繰り返す律動
動きにあわせてうねる髪から汗とコロンの香りが立ち上る
体中を走る快楽を押さえ込むように 声を殺し 息遣いが荒くなる
シーツを掴む手に力が入ると 締め付けもきつくなる
まだ もうすこし 耐えなければ
おまえが先に 頂点に達するまで
もうすこし もうすこし
でも おまえの悶える姿は たまらない
すこし気分を逸らして もうすこし 耐えて楽しみたい
おまえの快楽で乱れる姿を
2007.H19.7.22.sun

佐々木丸美さんの作品 大好き!(番外ときどき10)

「佐々木丸美」をヤフーやグーグルでブログ検索をしまして、本を読んで
下さった方のブログをあちこち行って読みました。
そうしてつくづくと思いました。「再販するときは発売当初と同じように
あとがきもきちんと入れて再販したほうがいい。そうしないと当時の作者の
思いが伝わらない」ということです。
惜しくも作者が亡くなられてからの再販。しかも32年という月日がもたらす
受け手である読者側の感受性は32年前と大きく変化しているのです。
昔のファンの人たちは「変わっていないわぁ~」と自分の成長していない
若き日の精神構造を喜んでいるかもしれませんが、現在の新規読者に対
しては失礼でしょう。
再販とはいえ佐々木丸美さんの20代の感性で書かれた作品であると言う
ことや当時の出版界にあった閉鎖感なども伝えてこそ、今に生きてくる
情報になると思います。
そうしないといつまでたっても「崖の館」はミステリーというカテゴリーに入ら
れっぱなしです。
佐々木丸美の作品は日本人が持っているミステリーとは印象の異なる
別物であるというカテゴリーに入れて語ってほしいです。ですから、再販
された「崖の舘」で解説を書かれた若竹七海さんのコメントに、ちょっと
がっかりいたしました。解説を書く人もこんな認識しかないのかと。
6月のブログでも書かせていただきましたが、「崖の館」のあとがきで、
『推理小説というジャンルが乱れている・・・』と憂いています。
佐々木さんは本格純粋理論に沿って純粋推理小説を書くことに努力したい
と書いています。

「あなただから」

いつもより過敏な反応を表すわたしに
体勢がいいのか触れる箇所がいいのか 思案しているあなた
そうじゃあないのよ あなただから
あなたに触れられるどこもかしこも 気持ちいい欲情になる
どんな体勢にさせられても 恥ずかしさと悦楽を感じる
こんな姿や表情をほかの男の腕の中でしてもいいの?
こんなに乱れた喘ぎをほかの男に聞かせてもいいの?
あなただから
安心と信頼と悦びと愛しさとを
あなたを受け入れ 表すことが出来る
あなただから なのよ
2007.H19.7.21.sat

「もどかしい夜」

長年連れ添えば 時にはうんざりとする心境に陥ることもある
隣にいて当たり前 寝相が悪くて蹴飛ばされ 嫌気をさすこともある
それでも 時折 あなたが外泊すると
ひとりで寝る開放感とひとり寝の淋しさを 覚える
離れているときほど 愛しさが募る
これこそが 愛の媚薬 恋の魔法
一緒に居すぎては 薬の効能は薄れてしまう
時々 思い出すために 離れる時間が 必要
ひとりで過ごすもどかしい夜の火照りが
あなたへの恋心になり 愛の催淫薬
そばにいてほしいと ひとり濡れる夜を過ごす
2007.H19.7.21.sat
7月22日

佐々木丸美さんの作品 大好き!(番外 ときどき9)

エゾ梅雨は気温が低く寒いです。太平洋側は連日15~18度ぐらいの
気温を行ったり来たりし、2日に一度は霧雨は降っています。肌は湿って
冷たく冷えます。海沿いは特に気温は低くなりがちです。
百人浜も寒いでしょうね。北海道の太平洋側は海水浴に適さない浜です。
波うちきわでぱしゃぱしゃと戯れることは出来ますが、腰より深くなると波が
さかまくので、どこもかしこも遊泳禁止です。近頃はサァーファーはいるよう
ですが、わたしは海に入るのは怖いので出来ません。眺めているのは好き
なんですが・・・。
「崖の舘」から見える景色に比較的近くて簡単に行ける場所はどこかと考え
た時「襟裳岬」なのかなと思います。
崖の上に舘が建っているというロマンは物語の中だけで十分です。
現実世界では危なすぎます。この地方は天候は荒いですし地震は多い
ですし、道路事情も昔より良くなったとはいえ、通行止めのよくなりますから
だからこそ、モデルの地にふさわしいとも言えます。人の行き来は少なく
秘境じみていますし、田舎らしい良さと山海の幸の宝庫というところもいい
んです。
作者が亡くなられてから再販され、新たな関心をいただけるのはファンと
して嬉しいです。亡くなられてから作品が見つかり発表されることになった
のが、V.C.アンドリュースという作家の作品です。
彼女は障害があり、ほとんど外出をしなかったそうです。亡くなり遺品の
整理をしていた遺族が彼女のタンスからたくさんの原稿を発見。
出版することとなったそうです。わたしはV.C.アンドリュースの作品も好き
です。暗さと強さと希望を含んだ華のある作品は扶桑社ロマン文庫から
出版されています。

「誘惑」

真夏の夜はなんと魅惑的なのだろう
なぜこんなにも そそられるものに溢れているのだろう
いとも簡単に夜の虫のように 愛欲の灯かりに誘われてしまう
ぬるい夜風に乗り 囁くような 喘ぎ声が聞こえてくる
すれ違う女たちの素肌から立ち上る芳香に 甘く疼き
洗い立ての髪の流れる音さえ 響いてくる
気持ちは酔うように 緩んでいくのに 体は硬直していく
堪えれば堪えるほど 過敏になってしまう
耐えば耐えるほど ほとばしってしまう
蒸し暑さが増すほど 駆り立てられる
おまえを抱きたい
2007.H19.7.20.fri

「俺がおまえを愛するとき」

綺麗な女たちは好きだけれど 俺の生活にかかわりはない
恋人の付き合いなら 綺麗なだけの女でも かまわないだろう
けど 生活は別ものだ
強くばかりもいられない 賢くばかりもいられない
富んでばかりもいられない 元気でばかりいられない
そんな時にでも 傍にいて 静かに微笑んでくれるおまえがいい
落ち込む日もある 寂しい日もある 悲しい日もある
辛い日も 切ない日も 情けない日も
どんな時でも 怒ったり 励ましたり 甘えたり 拗ねたり
泣いてくれたり 甘えさせてくれたり 叱ってくれたり
傍にいて 俺の気持ちを汲んでくれる
容姿や姿形以上に美しいものを 教えてくれる
そして 俺の生活を支えてくれる
俺を信頼し 信頼できるおまえ
俺が俺でいられるのは 愛するおまえがいるから
2007.H19.7.20.fri
7月21日

「あなたがほしい」

真昼の熱気を隠す厚い雲 地面に叩きつけるような激しい雨
それでもざわめく肢体を打ち水のように 冷やしてくれない
薄闇は上気した顔を隠してくれるけど 火照る体を覆ってはくれない
日の光の下では 恥ずかしくて隠したいことも
激しい雨音が突き上げる快楽の喘ぎを かき消してくれる
もっと もっと もっと もっと もっと
尽きること無い快感がほしいと
もっと もっと もっと もっと もっと
あなたに突き上げられて乱れたいと
なぜ今こんなにあなたがほしいのかしら
雨の激しさがあなたの抱き方を思い出させる
容赦なく打ちつける雨がわたしの体を目覚めさせる
今 ここに来て わたしを貫いて
2007.H19.7.20.fri

「セクシィ」

ポルノ映画を観たって かまわない
アダルト雑誌やイラスト集や写真集を持ってたってかまわない
参考書にして 
あなたがセクシィでいてくれるなら
どんなに綺麗な人でも ダイナマイトボディでも
あなたのそのかいなに抱かれるのは わたしだけ
わたしだけ 見ていてくれるように 密かな努力はしているから
あなたもセクシィでいて
すこしぐらいお腹が出てもいいけど
すこしぐらい髪が淋しくなってもいいけど
すこしぐらいだらしがなくてもいいけど
お年寄りのように枯れていかないでね
下品にならないでね
頑固にならないでね
あなたが抱きたくなるような 女でいるから
あなたもセクシィでいてね
2007.H19.7.19.thu 
7月20日

「海」

ここの海は暗い翡翠色
淋しさと悲しみを飲み込んだ情愛の色
よせてはかえす 永遠の色
引いては満ちていく愛の色
そのかいなに抱かれて夢の夢を見る
その懐の中で時の船に乗る
あやふやな記憶の微笑み
ぼんやりとした感情の切れはし
いつまでも続く旋律
いつか途絶える鼓動
散っていく涙
積もりゆく波の花
ここの海は追憶の故郷
帰りつくことのない故郷
2007.H19.7.20.fri